7月12日背負っているもの
7月8日はDEEP30を観戦してきました。
師匠池本誠知を応援する為、STYLEの生徒やキッズクラスの子供達と保護者、講師、友人、ファン多くの方が応援に駆けつけました。
今年4月以来の格闘技観戦!
声援、罵声、悲鳴、怒号、セコンドの声、惜しみない拍手、舞い散る紙テープ、逆光の照明、腹に響く音響、飛び散る汗と血。全てがこの場にいないと体験出来ない非日常体験。
ましてや練習を指導していただき、プライベートでは飲み語らい、池本さん自身の追い込み練習でプロの意識の高さ、己への厳しさ、背負っているものの重さを見てきた僕や仲間達には、この試合に期するものがあったに違いない。
そしてセミファイナル、池本誠知とハン・スーファンの闘いの火蓋がゴングにより切られた。
1R
ゴング直後から池本さんはアグレッシブに攻め続け、ローキックがハンの左足に的確にヒットし見る間に太ももが紫色に腫れ上がっていく。打撃の攻防から前蹴りをさばかれテイクダウンを奪われるも、しのいで1R終了
2R
打撃で優勢かに見えたが、ハイキックをさばかれテイクダウンを奪われるも有効打はもらわず。しかしハンの踏みつけ攻撃が顔面をかすりヒヤッとさせられる。そしてハンの肘打ちに対してイエローカードが出る。
3R
このラウンドも打撃で有効打を打ち込むも、組むとテイクダウンを奪われる。タックルに行ったところ4点ポジションを奪われ、そこに相手の膝蹴りが入り、ハンに2度目のイエローカード。
その後ローキックをつかまれテイクダウンからパウンドを何発かもらってこの試合最大のピンチ!
最後の1分は下になったままゴングが打ち鳴らされ試合終了。勝敗は判定に委ねられた。
しばしの静寂、その場にいた道場生が皆、祈るような気持ちで結果を待つ。
両者リング中央に立つ。そしてジャッジ3名共に池本の名を挙げ、3-0の判定勝利。
その瞬間歓声と祝福の紙テープがリングに舞い散る。
声にならない声で僕たちは歓声を送った。
そしてリング上でマイクを持った池本さんは
「今日は負けたような内容で勝ったので全然納得していません。相手の選手も納得していないと思います。お互い時間を空けてまたやりたいと思います。地元大阪の試合で沢山の人に応援してもらって、その気持ちに試合で返していきたいと思います。」と語りました。
試合中、ずっと止むことのなかった、キッズクラスの子供達の歓声
「いけもとせんせい~がんばれ~」
・・・が耳から離れませんでした。
池本さんはこの日、己のプライド、皆の期待、道場の看板、そういったものを全て背負って、たった一人であのリングへ上がったのだと思います。
その重圧に勝つ為にあの厳しい練習や怪我といった試練に耐えられたのでしょう。
ともかく1年振りの復帰戦、勝利おめでとうございます。会場にいた者全員、心に感じるものがありました。池本誠知の生き様を見せていただきました。これからも遠くに見える背中を追いかけ続けますので、よろしくお願い致します。
追伸
この日、短時間ではありましたが、相互リンクを張っていただいている武さん率いる左ミドル同好会の皆さんとお会いする事ができました。
ろくに挨拶もできずの非礼をこの場をお借りしてお詫び申し上げます。
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コメント
こんにちは。
先日はお疲れ様でした。私の方がきっちりと挨拶できなかったと反省しています。
またお会いしましょう!!!
やっぱDEEPの雰囲気は最高ですね。今年の内にもう1回大阪大会を開く予定だそうなので、是非とも池本さんには1本勝ちをしてもらいたいと思います。
私も「いけもとせんせい~がんばれ~」にはやられました(涙)。池本さんは背負うものが大きくなりましたね。その分やりがいも大きくなったと思うので、是非ともベルト獲りまで駆けあがってもらいたいです!!!
投稿: 武 | 2007年7月12日 (木) 16時20分
☆武さんこんばんは^^
あれだけ会場が沸いて観客と一体化できる池本さんを誇りに思います。
詳しくは申し上げられませんが、今回は怪我をおしての出場だったので本調子ではなかったのです。(池本さんはそんなの絶対言い訳にしませんが)
次回はベストコンディションで是非とも一本勝ちして欲しいです。
またお会いできるのを楽しみにしています。
投稿: トモロー | 2007年7月13日 (金) 02時18分